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AIで既存クライアントへの営業メールを自動生成した話 〜Gmail×Notion×Claude Codeで半日で仕組み化〜

2026.06.07

AIで既存クライアントへの営業メールを自動生成した話 〜Gmail×Notion×Claude Codeで半日で仕組み化〜

こんにちは。ストーリーファースト合同会社の谷川です。

映像制作の仕事を15年続けてきて、ずっと変わらない悩みがありました。「新規営業が苦手」ということです。制作物には自信がある。リピートも紹介もいただける。でも、自分から「お久しぶりです」と連絡するのは、どうにも腰が重い。

そこで今回、AIを使って「既存クライアントへの営業メールを自動生成する仕組み」を作ってみました。結果、取引先11件分のパーソナライズされた営業メールが、半日で完成。この記事では、その手順を実際の流れに沿ってご紹介します。

やったことの全体像

  1. Gmailから取引先を抽出 — AIに過去のメールを分析させ、取引先11件をリストアップ
  2. NotionにCRMを構築 — 抽出した情報をもとに営業リストのデータベースを作成
  3. Claude Codeでメール文を自動生成 — 一社一社の関係性に合わせた文面をAIが作成

使ったのは、Anthropic社の「Claude Code」というAIエージェントです。もともとはプログラマー向けのツールですが、GmailやNotionと連携させることで、営業事務のような仕事も任せられます。

STEP1:Gmailから取引先11件をAIで抽出

最初の課題は「そもそも誰に送るか」でした。15年分のメールの中に、お付き合いのあった会社の履歴が眠っています。これを手作業で掘り起こすのは現実的ではありません。

そこでClaude CodeをGmailに接続し、こう指示しました。

「過去のメールから、納品や請求のやり取りがあった取引先を抽出して。会社名・担当者名・最後にやり取りした時期・案件の内容をまとめて」

AIはメールの文脈を読んで、単なるメルマガや営業を受けたメールと、実際に仕事をした相手とをきちんと区別してくれます。結果、確度の高い取引先11件が、案件の経緯付きでリストになりました。ここまで約30分。自分の記憶から漏れていた会社も拾えたのが大きな収穫でした。

STEP2:NotionにCRM(営業リスト)を構築

次に、抽出したリストをNotionのデータベースに整理しました。これもClaude Codeに任せると、以下のような構成のCRMを自動で作ってくれます。

  • 会社名・担当者名・連絡先
  • 過去の案件内容と最終接点
  • その会社に響きそうな提案の切り口(AIが過去のやり取りから推測)
  • 送信ステータス(未 → 文章生成済 → 送信済 → 返信あり)

ポイントは「ステータス管理」をデータベースに組み込んだことです。メールを生成したら「文章生成済」、送ったら「送信済」と、AIが作業のたびに自動で更新してくれるので、誰にどこまで対応したかが一目で分かります。高価なCRMツールを契約しなくても、NotionとAIだけで営業管理の土台ができてしまいました。

STEP3:Claude Codeで「一人ひとりに合わせた」メール文を自動生成

そして本題のメール作成です。よくある「テンプレートの宛名だけ差し替え」では、読んだ瞬間に分かってしまいますよね。今回やりたかったのは、一社一社の文脈を踏まえた、本当にパーソナライズされた文面です。

あらかじめ、メールのルールをAIに教えておきます。

  • 件名は短く・具体的に
  • 書き出しは「お久しぶりです」「ご無沙汰しております」
  • 近況報告 → 事例紹介 → ご相談、の順番で
  • 押しつけがましくなく、温かみのある文体で
  • 長さは300〜400文字程度

するとAIは、NotionのCRMに入っている「過去の案件内容」を読み取った上で、それぞれに違う切り口の文面を書いてくれます。たとえば——

  • 動画を多く発注いただいていた会社には「AI活用で制作コストを抑えられるようになった」という近況を
  • 情報発信に課題があった会社には「YouTube・SNS運営をAIで効率化した事例」を
  • 業務改善に関心がありそうな会社には「AI業務効率化の取り組み」を

11件分の文面生成にかかった時間は、わずか数分。もちろん送信前にはすべて自分の目で確認・修正します。ここは絶対に省いてはいけないところで、AIはあくまで「下書きの達人」。最後の責任は人間が持つ、という線引きが大事だと感じています。

やってみて分かったこと

1. 営業の「腰の重さ」の正体は作業量だった

「誰に・何を・どう書くか」を考える作業が重いから後回しにしていただけで、そこをAIが肩代わりしてくれると、驚くほど気軽に一歩が踏み出せました。

2. パーソナライズの質は「データの整理」で決まる

AIに丸投げするのではなく、NotionのCRMに「過去の経緯」「提案の切り口」を整理しておいたことで、文面の精度が大きく上がりました。AI活用の半分は、データの下ごしらえです。

3. この仕組みは映像制作以外でも使える

「過去の顧客との接点を掘り起こし、関係性に合わせて再アプローチする」——これはどんな業種でも共通の課題ではないでしょうか。ECショップ、士業、製造業、店舗ビジネス。Gmail(またはメールソフト)とNotionさえあれば、同じ仕組みが作れます。

おわりに

私はもともと映像制作者ですが、いまは「映像 × デジタルマーケ × AI」を一体で支援する仕事を広げています。今回のようなAIによる業務の仕組み化は、その一例です。

「うちの会社でもこんなことができないか?」と思われた方は、ぜひお気軽にご相談ください。映像のご相談はもちろん、AIを使った業務効率化の入り口づくりからお手伝いします。

お問い合わせ:hello@storyfirst.jp

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