コヴィーの『7つの習慣』とマクレガーの『エッセンシャル思考』、どちらも読んだことがある人は多いと思う。
「第二領域に集中しろ」「本質的なことだけをやれ」——言っていることはわかる。実践しようとも思った。でも翌朝には、また緊急の案件に追われている。
なぜか。知識を行動に変える「変換装置」が欠けているからだと思う。
本を読んでも変わらなかった理由
多くの場合、「重要ではないが緊急なこと」に時間が食われている。クライアントからの急な連絡、チームへの細かい確認、メールの返信……。気づけば夜で、「今日も大事なことが何もできなかった」という感覚だけが残る。
7つの習慣でいう「第二領域」——重要だが緊急ではないこと——は、放っておくと永遠に後回しになる。エッセンシャル思考でいう「本当に本質的なこと」も、毎朝意識しないと埋もれていく。
読んだだけでは足りない。毎日、具体的に問いかけ続ける必要がある。
「軸(JIKU)」というアプリを作った
そこで、毎朝AIに問いかけてもらうアプリを作った。名前は「JIKU(軸)」。
仕事・お金・衣食住・家族・趣味——人生の5領域それぞれで、今日何をすべきかを入力すると、AIが7つの習慣とエッセンシャル思考の観点から「今日のTOP3」を選んでくれる。
タスク管理ツールではない。優先順位を「自分で決める」のを助けるコーチングツールだ。
なぜ「5領域」なのか
市販の生産性ツールの多くは、仕事の領域しか扱わない。
でも経営者の「消耗」は、仕事だけから来るわけではない。家族との関係がうまくいっていない、体調が悪い、家の中が散らかっている——そういった領域のノイズが、仕事のパフォーマンスを静かに下げている。
コヴィーは「バランスホイール」という概念で、人生の複数領域を統合して考えることの重要性を説いた。JIKUもその考え方を引き継いでいる。
収入を増やすことと支出を減らすことが同じ価値を持つように、仕事を最適化することと生活を整えることも等価だ——そういう設計になっている。
AIが「コーチ」になるとはどういうことか
JIKUのAIは、あなたの入力した情報をもとに問いかけてくる。
「それは本当に今日やる必要がありますか?」
「この3つの中で、1年後に後悔しないものはどれですか?」
「緊急に感じているだけで、実は重要ではないものはありませんか?」
感情や気分ではなく、フレームワークに基づいた問いかけ。それによって、自分では気づきにくい「思い込みの優先順位」が浮き上がってくる。
コーチングとは、答えを教えることではない。正しい問いを投げることだ。
使い方は3分でいい
朝、今日やろうと思っていることを5領域に分けて入力する。それだけでいい。
AIが整理して、今日のTOP3を提示してくれる。あとはそれを軸に動くだけ。
「毎朝じっくり内省する時間を確保する」のは難しい。でも3分の入力と、AIからの問いかけを受け取る時間なら続けられる。
続けることが、変わることより先にある。
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難しい説明より、使ってもらった方が早いです。
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