15年ほど前、アメリカ西海岸でマーケティング会社を見学した時のことです。
「まずはビデオを見てください」と言われ、
その頃からアメリカではビデオマーケティングが
すでにスタンダードになっていることに驚きました。
一方で、日本では「来年こそ動画元年が来る」
と毎年のように言われていましたが、実際にはなかなか定着せず、
動画マーケティングの普及が遅れている印象がありました。
そして、2024年は、映像制作者もどんどん増えており、それ以上に映像の需要が拡大し続けています^^
だからこそ、当時を回想しながら、初心者の方向けに発信する意義があると思っているので、今日も最後までお付き合いください^_^
映像制作における「Show, Don’t Tell」の基本
映像制作に携わる際、「Show, Don’t Tell(見せて、説明しない)」という技術は、
初心者にとっても非常に重要です。この手法は、視聴者に直接的な説明をするのではなく、
映像を通じて物語を感じ取ってもらうためのものです。では、なぜこの「Show, Don’t Tell」が重要なのでしょうか?
なぜ「Show, Don’t Tell」が大事なのか
映像を通して物語を伝える際、ただ言葉で説明するだけでは視聴者に
強い印象を与えることは難しいです。たとえば、登場人物が悲しんでいることを
「彼は悲しかった」とナレーションで説明するのではなく、
その人物が涙を流しているシーンを見せる方が、視聴者はその悲しみを直接感じ取ることが可能です。
「Show, Don’t Tell」を使うことで、視聴者は自分の経験や感情を
映像に重ね合わせ、物語に対する個別の解釈を持つことができます。
これが視聴者との感情的なつながりを深める鍵となります。
どうやって「Show, Don’t Tell」を実践するか
初心者の映像制作者でも「Show, Don’t Tell」
を実践することは可能です。以下にその具体的な方法をいくつかご紹介します。
- 視覚的なディテールを大切にする:
物語を視覚的に伝えるために、細部にこだわることが重要です。
例えば、登場人物の表情や動作、背景の設定など、
映像の中での小さな要素が大きな意味を持つことがあります。
これらをうまく活用することで、視聴者に強い印象を与えることが可能です。 - シンボルやメタファーを使用する:
映像の中でシンボルやメタファーを使うと、
視聴者により深いメッセージを伝えることができます。
例えば、嵐のシーンを使って混乱や不安を表現することができます。
このような視覚的な要素を効果的に使うことで、物語をより豊かにすることができます。 - 感情的な瞬間を捉える:
重要な感情の瞬間を見逃さずに捉えることも、
「Show, Don’t Tell」を実践するための重要なポイントです。
視聴者に強い印象を残すためには、
登場人物が感情を表現する瞬間をしっかりと映像に収めることが大切です。
視聴者とのつながりを深める
映像制作で「Show, Don’t Tell」を活用することで、
視聴者との深いつながりを築くことができます。
視覚的な情報を通じて物語を理解し、感情的な体験を共有することで、
視聴者は単なる観客以上の存在となり、映像作品により深く関与することが可能です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました^^
<パート2>では実践的なことを書いていこうと思います。